大好きな音楽を仕事にしたい!
資格を取れば稼げるかな?
実はたくさんある音楽系の資格。
中でも本当に稼げる・仕事になる資格をご紹介します!
音楽に携わる仕事がしたいという方は多いのではないでしょうか。
音楽家は稼げないと思われがちですが、上手に資格やスキルを組み合わせれば仕事に繋げることができます。
この記事では、本当に稼げる・仕事に役立つ音楽系の資格をご紹介します!
実はたくさんある音楽の資格
音楽の仕事は、演奏や作曲をすることばかりではありません。
音響や調律などの裏方や、指導者関連も含めるとたくさんの資格があります。
演奏家を目指している方向けの資格は別の記事で紹介していますので、こちらをご覧ください。
音楽大学で取得できる音楽系資格
音楽科教員免許
難易度:★★★★☆
年収 :約400万〜
- 中学校教諭一種免許状(音楽/大卒程度)
- 中学校教諭二種免許状(音楽/短大卒程度)
- 高等学校教諭一種免許状(音楽/大卒程度)
- 高等学校教諭二種免許状(音楽/短大卒程度)
中学校・高校の音楽の先生になるには、音楽大学で教職課程を履修する必要があります。
音楽家として活動しつつ、非常勤講師などで学校に務める人もいますね!
また、中学校の音楽科免許を持っていれば、小学校の音楽専科として働くことも可能です。
小学校で担任を持つには、提携している別の大学や通信教育で別途免許を取得する必要があります。
免許は大学・短期大学で必要単位を修得すれば取得可能で、その後教員採用試験を受験します。
全国的に教員の数は足りていないとはいえ、基本は学校に1名しかいない音楽の教員は募集が少ないことも。
臨時採用職員として経験を積みながら合格を目指す方も多くいます。
幼稚園教諭・保育士
難易度:★★★☆☆
年収 :約350万〜
- 幼稚園教諭一種免許状
- 保育士免許
音楽大学によっては幼稚園の教員免許や、保育士免許が取得できます。
ピアノが弾ける先生は子どもたちの人気者ですよね!
保育士免許は指定された大学・短期大学で必要単位を修得すれば得ることができるほか、指定外の大学での学習と試験で取得できる場合と、実務経験と試験で取得できる場合があります。
通信制大学でも単位を取得できるので、仕事や育児をしながらでも学習しやすくなっています。
詳しくは厚生労働省のホームページをご覧ください。
参考:保育士になるには?ー厚生労働省 教員免許制度の概要ー文部科学省
音楽療法士
難易度:★★★☆☆
年収 :約200万〜
- 日本音楽療法学会認定 音楽療法士(補)受験資格
- 全国音楽療法士養成協議会認定 音楽療法士(専修、1種、2種)
音楽の持つ力と人の関わりによって、医療・福祉・教育等の場に支援をする仕事です。
音楽療法士は民間資格で、認定する団体は2つあります。
日本音楽療法学会認定の大学で学んだ場合は、カリキュラム終了後に受験資格が与えられ、面接を受けることで音楽療法士の資格を得られます。
全国音楽療法士養成協議会認定の大学で学んだ場合は、卒業と同時に資格を得られます。
それぞれどの学校で学べるかは、各団体のホームページをご覧ください。
参考:一般社団法人日本音楽療法学会 全国音楽療法士養成協議会
専門学校で取得できる音楽系資格
ピアノ調律技能士
難易度:★★★★☆
年収 :約200万〜
ピアノの調律をする国家資格です。
一般社団法人日本ピアノ調律師協会が主催するピアノ調律師技能検定に合格すると、「ピアノ調律技能士」を名乗ることができます。
3級から1級まで区分があり、実務経験や必要科目の履修をすれば受験ができます。
給与は所属している楽器店によりますが、月収16万円〜というのが相場のようです。
管楽器リペア技術士
難易度:★★★★☆
年収 :約200万〜
国立音楽院で認定している、管楽器の修理・調整をする資格です。
ピアノとは違い、管楽器のリペアに資格は必要ありませんが、取得していると学んだことの証明になります。
給与は所属している楽器店によります。
1つの楽器専門でリペアを行う場合もありますが、複種類を受け持つ場合もあり、資格は必要ないとはいえ修得には時間がかかるでしょう。
参考:国立音楽院
リトミック指導員
難易度:★☆☆☆☆
年収 :約100万〜
リトミックは幼児の習い事として、長年変わらず人気があります。
資格認定をしている団体は多数あり、専門学校のほか通信教育でも取得できます。
リトミック指導に資格は必要ありませんが、学んだことが証明にできれば就職に有利になるでしょう。
保育士や幼稚園教諭のスキルアップとしてもおすすめです。
リトミック指導員単体での募集は業務委託やアルバイトが多く、時給は¥1,500~¥6,000と平均より高め。
副業としても活躍できそうです。
サウンドレコーディング技術認定試験
難易度:★★★☆☆
年収 :約200万〜
レコーディングに関する技術、音楽制作の知識を身につけられる試験です。
独学での勉強もできますが、専門機器の操作技術も必要なため学校で学ぶのが習得の近道です。
学校の履修課程で受験が可能な場合もあります。
試験に合否の判定はなく、能力レベルをA〜Eのランクで判定され「認定証」「成績証明書」が交付されます。
最初はアシスタントとして勤務することになるため、その間の年収は200万程度と一般の会社員よりは低めです。
舞台機構調整技能士
難易度:★★★★☆
年収 :約400万〜
舞台機構調整技能士は、劇場やコンサート会場、ライブハウスなどで音響などの調整を行う国家資格です。
学科試験と実技試験があるため、受験者の多くは大学や専門学校で学びます。
受験に実務経験の年数も必要なので、学校を卒業した後に就職し、経験を積んでから受験する方がほとんどです。
通信講座で取得できる音楽系資格
MIDI検定
難易度:★★☆☆☆
年収 :約400万〜
MIDIとは、電子楽器やコンピュータ等のメーカーや機種に関わらず音楽の演奏情報を効率良く伝達するための統一規格のこと。
パソコンでの音楽制作が主流になってきている今、世界共通規格のMIDIを学ぶことでクリエイターとしての能力を高めることができます。
年収は勤務先によりますが、コンテンツ制作会社や音楽プロダクションなど、音楽業界への就職では有利に働きそうです。
学習から試験までオンラインで受けることができます。
参考:MIDI検定
オンライン講座あり:音楽療法士・リトミック指導員
上記でご紹介した音楽療法士・リトミック指導員もオンラインで取得できます。
ご自身に合った方法で学習をすると良いでしょう。
通信制大学で取得:保育士・各教員免許
保育士、幼稚園教諭、小学校教諭の免許は通信制大学でも取得できます。
中高の音楽科教員免許は取得できませんのでご注意ください。
通信講座に対応している大学はこちらから!
自分に合った資格の選び方
「音楽に携わる仕事」と言っても、その内容はさまざま。
まずはどのような仕事をしたいか考えましょう。
指導者になりたいのなら教員免許やリトミック指導員。
音楽家をサポートするならピアノ調律技技能士や管楽器リペア技術士。
音楽制作に携わるならMIDI検定やサウンドレコーディング技術認定試験がおすすめです。
音楽関係の資格はここでご紹介した以外にもたくさんあります。
自分がやりたい仕事に活かせる資格は何か考えることが重要です。
まとめ
仕事に活かせる音楽系の資格をご紹介しました。
時代は変わっても音楽関係の仕事がなくなることはありません。
実力が求められる世界なので、資格があれば就職や転職に有利に働くこともあるでしょう。
取得に数年かかる資格もありますので、将来の働き方も含めよく考えて取得する資格を選びましょう。
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