オーボエの音色が好き!自分で演奏してみたい!
独学でも上達できるかな?
レッスンへ通うのが上達での近道ではありますが、
独学も方法を上手に選択すれば可能です!
オーボエの音色はとても魅力的ですよね。
自分で演奏してみたい気持ち、とってもよく分かります!!
何せ私も、オーボエの魅力に取り憑かれ、フルートから転身しオーボエ奏者になった身です。
レッスンに通うのは時間もお金もかかるし、独学で上達できるならしたいですよね。
この記事では、独学でオーボエの上達を目指す方へ、練習方法やオススメの教材をご紹介します。
既に楽器が手元にあり、ある程度音が出せる状態を前提にしてますので、楽器もこれから用意する!という方はこちらの記事を参考にしてください。
▼趣味でオーボエを始めたい方へ 独学?教室? オーボエの始め方 (musicxlife.com)
独学でオーボエを習得するには
これだけでOK!基礎練習
基礎練習の方法として、教本などを見ると色んな練習方法が載っています。
ですが、基本的にはこの2つで十分です。
- 音色や息の流れを鍛える『ロングトーン』
- 指がスムーズに回るようにする『スケール』
ロングトーンは、すべての音をまんべんなくやりましょう。
こちらの譜例を参考にしてください。
スケールも、できるだけ多くの調で行いましょう。
譜例はハ長調のものです。簡単なパターンなので、移調して様々な調で練習してください。
初心者によくある悩み5選
苦しくて息が入らない
オーボエのリードはとても小さく、狭い隙間しか開いていません。
そのため、他の楽器とは違い、息が余って苦しくなる楽器です。
息をたくさん吸わなければ芯のある音は出ませんが、そうすると息が余り苦しくなります。
余った息は二酸化炭素に変わり、苦しいばかりか筋肉疲労も引き起こします。
次の息を吸う前に、余った息を吐きだして、肺の中をカラにしましょう。
また、リードの隙間があまりにも狭くて、単純に息が入らなくなっている可能性もあります。
リードは使用している内に、だんだんと張りがなくなり、隙間がなくなってしまいます。
古く張りが弱いリードで吹き続けても、なかなか上達に繋がりません。
リードの状態には常に気を配り、早めに新しいリードを用意しましょう。
お店に行くのが困難な場合は、ネットでの購入がオススメです。
試奏なしでの購入は不安かもしれませんが、店員さんがある程度選定した上で送ってくれるので、大きなハズレはありません。
初心者にオススメなリードを3つご紹介しますので、参考になさってください。
価格:2,726円 |
ネットで購入できる中では安価に購入可能で、初心者にも吹きやすく、かといって薄すぎず、丁度良い厚みです。
オーボエ リード ベルリン MS ミディアムソフト手工完成品リード【管楽器専門店】 価格:3,520円 |
「ベルリン」という人気のリードを、初心者にも吹きやすく改良した種類のリードです。
ダークな音色は初心者にありがちな「チャルメラ」になることを防いでくれるでしょう。
価格:4,016円 |
少々値が張りますが、美しい音色と吹きやすさを兼ね備えたリードです。音色にこだわる方にオススメのリードです。
高音の音程がぶら下がる
こちらは初心者の方ほぼ全員がぶつかる壁と言っても過言ではありません。
オーボエは構造上、第2オクターブキィを使用する音(五線の上のA、B、H、C)の音程が下がりやすくなっています。
これはもう、仕方ありません(笑)練習でカバーしましょう。
とにかくたくさんロングトーンをして、最適な息のスピード、圧力を身に付けてください。
低音が出しづらい
こちらも、初心者だけでなくオーボエ奏者が長く付き合う悩みです。
口を少し縦に開けるようにすると、出しやすくなります。
たくさん練習して、最適な位置を見つけましょう。
真ん中のC(ド)の音色が気になる
真ん中のC(ド)は、構造上音色が開きやすくなっています。
少し口の中を狭くするようなイメージで吹いてみましょう。
これも、練習あるのみです。
吹いてると口がすぐに疲れてバテてしまう
口がすぐにバテてしまうことは、様々な原因が考えられます。
- リードが重すぎる
- 息を上手く吐けていない
- 口の筋力が足りない
- 腹式呼吸ができていない
①リードが重すぎる
重たいリードはたくさんの息が必要で、疲れやすくなります。
今使っているリードは、あなたに合っていますか?
他の種類のリードを試してみても良いかもしれません。
②息を上手く吐けていない
前述の通り、肺に二酸化炭素が溜まると筋肉疲労を引き起こします。
息を吸う前に吐くのを習慣にしましょう。
③口の筋力が足りていない
こちらは、練習をしているうちに解決していきます。
基礎練習、特にロングトーンをしっかりと行いましょう。
④腹式呼吸ができていない
おなかの力を使えていないと、その分口の力を多く消費します。
疲れてきたときこそ、腹式呼吸を意識して練習しましょう。
オススメ教本
基礎練習は上記のもので十分ですが、教本には楽器の扱いや演奏のコツなど、有益な情報がたくさん書いてあります。
独学で学ぶのであれば、1冊は持っておくと役立つでしょう。
オススメはこちらです。
うまくなろう!オーボエ (Band Journal Book 2) [ 茂木 大輔 ] 価格:2,420円 |
こちらの本は、楽器の扱いや練習方法まで初心者にも分かりやすく書かれているのでオススメです。
NHK交響楽団の主席オーボエ奏者、茂木大輔さんが書かれています。
DVD教材で悩み解決!
DVD教材は映像で学べる分、文章や写真よりも身につきやすいでしょう。
洗足音楽大学の講師、佐藤亮一先生のレッスンが収録されたこちらの教材がオススメです。
正しい腹式呼吸のやり方や、楽器の組み立て方、リードの選び方や美しい音を出すコツなど、初心者が悩むことが詳しく解説されています。
映像資料で分かりやすく、繰り返し見ることができるのも良いところですね!
是非ご検討ください。
まとめ
オーボエ初心者が、独学で上達する方法をまとめました。
オーボエの音色は本当に美しいですよね!
世界一難しい木管楽器と言われるオーボエですが、正しい方法を学べば独学で上達することも可能です。
オーボエの良さが一人でも多くの方に伝わることを願っています。
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