企業や団体に所属せずに個人で音楽活動をする、フリーランスの音楽家。
音大卒業生の多くが歩む道ですが、そのほとんどが上手くいかず途中で挫折してしまいます。
フリーランスで活動する音楽家のほとんどが、【成功するための行動】をとっていないからです。
この記事では、仕事がないフリーランス音楽家の特徴を挙げながら、成功するための行動をご紹介していきます。
音大生のよくある勘違い
頑張って演奏の腕を磨いていれば、いつかは仕事が来るようになる…
そんな風に思っていませんか?
一途に音楽に取り組んできた方こそ、こういった思考に陥りがちです。
ところがこれは大きな間違い。
フリーランス音楽家においては、技術の高さと仕事量は必ずしも比例しません。
もちろん技術は必要です。技術の高さが評判を呼び仕事につながることもあるでしょう。
しかし、その技術を発揮する場を獲得する力を身につけなければ、宝の持ち腐れとなってしまいます。
どのように仕事を獲得すればよいのか、次の項目で解説していきます。
仕事がないフリーランス音楽家 5つの特徴
たくさんのフリーランス音楽家を見てきましたが、仕事がない人の特徴は以下の通りです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
発信をしていない
自分のホームページを持っていない人が本当に多いです。
フリーランスで音楽活動をするのにホームページがないということは、看板を出さないでお店を開いているのと同じこと。
お客様はどうやってあなたを見つけるのでしょうか?
演奏活動をするにしても、自宅レッスンを開くにしても、ホームページの作成は必須です。
今は特別な知識がなくても、簡単に自分のホームページが作れるツールがあります。
私も知識ゼロの状態からこのブログを立ち上げました!
ホームページを立ち上げる手順をこちらの記事で解説していますので、まだホームページを持っていない方は参考になさってください。
マーケティングをしていない
演奏会を開くときに、どのように選曲していますか?
楽譜が手元にある曲、自分の得意な曲などから選曲したりしていませんか?
以前の私はそうでした…。
そんな自分基準の演奏会では、お客様の満足度は上がりません。
ターゲットは子どもですか?お年寄りですか?
演奏会のテーマは?
お客様は何を求めて聴きにきてくださったのでしょう?
『自分ができる曲』ではなく、『お客様が聴きたい曲』を基準に選曲しましょう。
営業をしていない
自分の名刺を持っていますか?
まだ作っていない方は、是非作成してください。
新しい仕事先に行く時は、名刺を持って挨拶しましょう。また次に仕事をもらえるかもしれません。
他にも地域のイベントに参加したときや、演奏ができる場のあるレストランに訪れたときなど、自分から演奏の機会がないか探してみましょう。
イベントなどをプロデュースしている人と繋がれば、継続的に仕事がもらえる可能性もあります。
自分から色んな場所へおもむき、仕事先を獲得してみましょう。
自分の強みを理解していない
私なんかより上手な人はたくさんいるし…
このように考えてしまう方も大勢います。
確かに演奏の技術だけ見れば、上には上がいるもの。
しかし、あなたには他の強みもあるのではないでしょうか?
人前で話すのが得意、子どもが好き、コミュニケーション力に長けている、外見に気を遣っている、アニメやゲームに詳しいなどなど…
それらと演奏スキルを組み合わせれば、唯一無二の存在になれます。
クラシックのステージだけが全てではありません。
ネットやSNSで誰でも何でも発信できる時代です。自分の得意なことを生かしてどんどん発信していきましょう。
言い訳をして行動しない
ここまでお伝えしてきても、実際に行動に移せる方はほんの一握り。
何かと言い訳を見つけては行動するのを先延ばしにしていませんか?
やってもそんなに意味なさそうだし…
まだ準備不足だし…
自分には向いてないし…
そうして行動できない内は何も変わりません。
アルバイトをやめて音楽だけで生活していきたいのなら、何かひとつでも今日行動してみてくださいね!
とはいえ、すぐにアルバイトをやめるのも難しいのが現実。
音楽活動をしながら稼げるアルバイトをこちらの記事にまとめていますので、あわせてご覧ください。
まとめ|30代になるまでに決断を
私は自分が30代になり強く感じたことがあります。
それは、30歳までの生き方がその後の人生を左右するということ。
20代のときは、チャンスがたくさん転がっています。
若さを理由にチャンスをくれる人も多いのです。
しかし20代のうちに仕事の土台ができていなければ、どんどん厳しくなっていきます。
もらえるチャンスは減り、期待されるものは大きくなり…
フリーターのような生活をしていると、世間の目も厳しくなります。
かと言って、そこから就職しようと思ってもなかなか難しいのが現実。
よく「30歳までに芽が出なかったら就職する」と言う話も聞きますが、就職だって簡単にはいかないものです。
スキルも経験もない30代を雇ってくれる会社はそうそうありません。
つまり、フリーランス音楽家として活躍するのも、就職するのも、20代のうちにいかに行動できるかが人生を左右します。
10年後に笑うために、今日何かひとつ行動してみませんか?
まずはホームページを作るのがおすすめですよー!
ホームページはハードルが高すぎるという場合は、講師登録で集客ができるサービスの利用がおすすめです!
コメント