音楽家になるにはどうしたらいいんだろう?
向き不向きはあるのかな?
大好きな音楽に携わる仕事がしたい、音楽家になりたいと思う方も少なくないでしょう。
しかし、具体的に音楽家になるためにはどうしたら良いのか、向き不向きはあるのかなど、さまざまな疑問がありますよね。
この記事では、音楽家になるためのステップと、音楽家に向いている人の特徴を解説していきます。
これから音楽家を目指したい方は是非参考になさってください!
moneko
某私立音大管楽器専攻卒業。
音楽系出版社勤務、WEBデザイナー。同時に演奏活動、後進の指導を行う。
ブログ運営に力を注ぐ2児の母。
音楽家の向き不向き
音楽家に向いている人の特徴
音楽に情熱を持っている
当然のことながら、音楽に熱い情熱を持っていないと音楽家には向いていません。
職業として音楽をやることは決して楽な道ではありません。壁にぶつかることも多いでしょう。
途中で挫折する人も多い中で成功するためには、音楽を愛する気持ちと情熱は不可欠です。
継続力があり、努力家である
プロの音楽家には一朝一夕ではなれません。
第一線で活躍する音楽家は、何年も、何十年も努力を続けて来た人がほとんどです。
ひとつのことを何十年も続けていく継続力を持ち、努力を続けられる人でなければ、音楽家として活躍するのは難しいでしょう。
度胸がある
ステージに立ち人前で演奏するには、実力とともに度胸が必要です。
演奏の能力だけではなく、ステージの立ち居振る舞いはとても重要。
コンクールやオーディションでも、普段の能力を発揮できなければ結果は得られないでしょう。
しかし、これは何度もステージに立つうちに身についてくるものでもあるので、現時点で自信がなくても心配には及びません。
メンタルが強い
音楽家になるためには壁にぶつかることも多く、またレッスンでは先生に厳しく指導されることも多々あります。
私も何度レッスンで泣いたことか…。
オーケストラや吹奏楽では、大勢の前で名指しで注意されることもありました。
多少落ち込むことはあっても、諦めないだけのメンタルの強さは必要です。
こんな人は音楽家に向いていない
すぐに諦めてしまう
音楽家になるには長く努力を続けることが大切。
成果が出ない日々が続くこともあります。
すぐに諦めてしまうようでは、音楽家になることはできません。
地道な努力が嫌い
一見華やかな音楽家ですが、それはコツコツと地道な努力の積み重ねによってできるものです。
ある程度実力をつけた後でも、基礎練習を怠ればすぐにレベルが落ちてしまいます。
毎日繰り返し努力を積み重ねることが大切です。
人前に出ることが極度に苦手
ステージでの立ち居振る舞いや度胸は経験によって得られるものでもありますが、
極度に人前に出ることが苦手な場合は難しいかもしれません。
今は配信などで活躍する人も多いので、活動の場を変えてみるのも良いでしょう。
心が折れやすい
音楽家になるには厳しいレッスンを繰り返し受ける必要があります。
その度に心が折れていたら、メンタルが持たないでしょう。
ある程度の心の強さは必要です。
音楽家に求められるスキル・能力
音楽の実力
当然のことながら、お金をもらって演奏できる程の実力は必要です。
仕事を獲得するためには、コンクールで入賞したり、オーディションに合格したりすることも重要。
音楽家は皆、実力をつけるために日々地道な努力を重ねています。
センス・才能
センスや才能が全てではありませんが、大きく影響すると言わざるを得ません。
才能がなくてもある程度は努力でカバーできますが、芸術の世界で大きく飛躍するためには優れた才能をセンスが必要なのも事実。
また、「音楽の才能」だけでなく「努力を続けられる才能」も必要だと思います。
コミュニケーション能力
音楽は1人でやるものではありません。
管楽器であればオーケストラやアンサンブル、ピアノは誰かの伴奏をしたりすることもあります。
作曲家も、仕事にするためには誰かに求められる音楽を作らなければなりません。
そうでなければ、ただの自己満足になってしまいます。
また、音楽においては相手の呼吸や雰囲気を感じ取る「非言語的なコミュニケーション能力」も大切です。
求められる音楽家は、コミュニケーション能力に長けていると言えるでしょう。
セルフマネジメント力
セルフマネジメントとは、日本語で「自己管理」のことです。
音楽は自分の状態、感情に大きく左右されるため、いつでも最高のパフォーマンスができるようにしっかりと管理することが大切です。
演奏会やコンクール当日に体調を崩す…ということがあると、周りに迷惑をかけますし、その後の仕事を失うかもしれません。
体調、メンタルともに自己管理する能力は必要です。
音楽家になるには
音大や専門学校が近道
音楽家になるために必要な資格や学歴はありませんが、音大や専門学校へ通うのが近道ではあります。
音楽理論や音楽史など専門的な授業を受けられるだけではなく、そこで人脈をつくることもできます。
音楽で仕事をするためには、この人脈が大きく影響します。
クラシック音楽家になるのであれば、理論や歴史、ルールを学ぶために音大へ通うのが良いでしょう。
専門学校であれば、就職まで手厚くサポートしてくれる学校もあります。
最近はDTM(Desk Top Music:パソコンを使用して音楽を作成編集する事の総称)も流行し、誰でも簡単に音楽制作ができるようになりました。
自分がやりたい音楽に合わせて将来設計し、進路を決めると良いでしょう。
音楽の仕事の演奏が全てではありません。
音楽関連の仕事と資格についてはこちらの記事をご覧ください。
海外留学
音楽家としての研鑽を積むために海外留学する人も多くいます。
私の友人にも、大学卒業後に海外の大学へ入った人が何人かいました。
そういう人はもれなく親がお金持ちです。
庶民にはなかなかハードルが高いのが現実。。
まとめ
音楽家に向いている人の特徴と、音楽家になる方法について解説しました。
一口に音楽家と言っても、その内容はさまざま。
活躍する音楽家になるためには、技術意外にも必要なことが多くあります。
まずは何の音楽家になり、どんな仕事をしたいのか明確にすることが、音楽家になるための第一歩です。
決して楽な道ではありませんが、諦めずに努力を続ければ道は拓けてくるでしょう。
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