オーボエは世界一難しいを言われている木管楽器ですが、向いている人、向いていない人はいるのでしょうか?
また、性格的に向いている人とは、どんな人なのでしょうか。
この記事では、オーボエを演奏する人の向き不向きを解説します!
オーボエってどんな楽器?
オーボエは、ダブルリードの木管楽器です。
ダブルリードと言うのは、2枚のリードが合わさった形態のリードのことで、
クラリネットやサックスがシングルリード、オーボエやファゴットがダブルリードにあたります。
オーボエは楽器もリードもとにかく繊細で、扱いが難しい楽器です。
湿度や温度の変化で楽器の調整はすぐに狂い、リードもその都度状態が変わってしまいます。
また、運指も複雑で、他の楽器に比べると難しくなっています。
ただ、それ以上に魅力あふれる楽器で、オーボエの音色が好き!という人も多いのではないでしょうか。
繊細で情緒あふれる音色は、曲中でも多くのソロを担当します。
オーボエ奏者のレベルが高いだけで、バンド全体のレベルが1ランクアップすると言っても過言ではありません。
その反面、音色が悲惨なオーボエは「チャルメラ」と揶揄され、全体の雰囲気を壊してしまうことも…。
オーボエは1つのバンドに1~2人、多くても3人というのが一般的で、人数の少ない楽器ですが、
存在感は抜群で、責任の大きい楽器です。
オーボエに向いている性格
オーボエに向いている人は、どんな性格の人なのでしょうか。
まとめると、下記のような人です。
- 丁寧に物を扱える
- 粘り強い
- 責任感が強い
- 自己表現ができる
- 一番大事なのは「オーボエが大好き!!」という気持ち
それぞれ詳しく見ていきましょう。
丁寧に物を扱える
前述の通り、オーボエは非常に繊細な楽器です。
ガサツな扱いをしてしまうと、すぐに楽器のキィが曲がったり、リードが欠けたりしてしまいます。
楽器やリードを大切に、丁寧に扱うことができるのは必須です。
粘り強い
オーボエはリードの扱いや、運指、アンブシュアなど難しい要素が他の楽器と比べても複数存在します。
そういった難しいことを投げ出さず、じっくりと向き合い、解決に向けて努力のできる粘り強さがあると良いでしょう。
責任感が強い
吹奏楽やオーケストラにおいて、オーボエパートは1人か2人、多くても3人です。
フルートやクラリネットは1st、2ndとパートが分かれていても、同じ楽譜を演奏する人が2~3人います。
しかし、オーボエは1つのパートを1人で担当することが多くあります。
複数人いれば適当で良いということではありませんが、1人しかいないパートの責任は大きいです。
また、バンドの中でたった1人で演奏するソロも多くあります。
たとえ1人であろうと、しっかりと最初から最後まで演奏しきる責任感が必要です。
自己表現ができる
オーボエはソロの多い楽器です。
ソロが上手いかどうかで、バンド全体の価値が左右されると言っても過言ではありません。
ソロを上手に聞かせるために必要なのは、楽器の技術と表現力です。
「私の音を聞け!!」というような、強い気持ちでソロに臨めると良いでしょう。
オーボエが大好き!!
今までにご紹介した4つ以上に大切なのは、「オーボエが大好き!!」という気持ちです。
私は、これさえあれば全て乗り越えられることだと思っていますし、
楽器を続ける内に身についてくるものでもあります。
今は上記の内に当てはまらないことがあっても、「好き!」という気持ちを糧に、頑張りましょう!
オーボエに向いている唇、骨格
性格の部分は努力でカバーできますが、唇や骨格に関してはどうなのでしょうか?
- 唇の形は関係ない
- 噛み合わせがあまりに悪いと苦労するかも?
オーボエに向いている唇、というものはありません。
ただ、上下の歯の噛み合わせがあまりに悪いと、他の人より苦労するかもしれません。
オーボエはダブルリードの楽器なので、上下の唇で均等に2枚のリードを振動させる必要があります。
噛み合わせが振動に影響する可能性は、ゼロとは言い切れません。
ただ、それでも絶対にオーボエが吹けないということではなく、
アンブシュアを工夫するなど、他の人が気にしないことまで配慮が必要かもしれない、ということです。
ただ、私はこれまで20人以上指導してきた中で、そこまでの人に会ったことはありません。
殆どの人は当てはまらないと思って良いでしょう。
オーボエに向いていない人はこんな人
向いていない人は、基本的に向いている人の裏返しです。
ですが、どれも努力で乗り越えられることだと思っています。
そもそも努力ができない、すぐに諦めてしまう、
そんな人は、残念ながら向いていないと言えるでしょう。
他の楽器よりも難しく、上達に時間もかかります。
誰でも最初から上手くいくはずはありません。
実際のオーボエ奏者の性格は?
私が今までに出会ったオーボエ奏者の中に、共通点があるか検討してみました。
しかし、これと言ってオーボエだけに言えることは思い当たりません。
これが何より、努力ができればどんな人でもオーボエ奏者になれるという証明ではないでしょうか。
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オーボエの向き不向きまとめ
オーボエに向いている人、向いていない人のお話をしてきました。
- 丁寧に物を扱える
- 粘り強い
- 責任感が強い
- 自己表現ができる
- 一番大事なのは「オーボエが大好き!!」という気持ち
- 唇の形は関係ない
- 噛み合わせがあまりに悪いと苦労するかも?
◆予め備わっていなくても、これらをカバーする努力ができる人
オーボエが好きで、継続的に努力ができたなら、誰でも上手になることができます。
最初は思うようにいかなくても、諦めずに頑張りましょう!!
オーボエ上達のコツ
とはいえ、闇雲に努力しても、間違った方向に行きかねません。
自分では気づけないところにつまずいてしまっている場合も…
そんなときには、やはりきちんとした先生に見てもらうことが上達への近道です。
特に学校の部活でオーボエを始め、先輩から教えてもらったような場合、おかしな習慣や常識が身についているような状況を何度も見てきました。
正しい方向で練習を重ねることが、オーボエ上達の近道です。
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おすすめのオーボエ教材
ここからはいくつかおすすめの教本をご紹介します。
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オーボエが向いていない人などいない
オーボエが向いている人、向いていない人の特徴というテーマでお話ししました。
ですが個人的には『オーボエが向いていない人などいない』と思っています。
正しい方向で努力ができれば誰でも上達することが可能です。
『好きこそものの上手なれ』という言葉があるように、オーボエが好きであるなら向き不向きなど気にせずに練習を重ねてほしいと願います。
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