オーボエ の 高音 を吹くと、音程がぶら下がる…上げようとすると息が キツい!!そんなことありませんか?
オーボエ を始めたら、必ずと言っていいほど誰もがぶつかる壁です。
一体なぜぶら下がってしまうのか?対処法は?この記事で詳しく解説していきます!
音程がぶら下がる原因
オーボエの仕組み
高音の音程がぶら下がる主な原因は、オーボエという楽器の構造にあります。
オーボエで上のA(ラ)、B(シ♭)、H(シ)、C(ド)の音を出すときに、第2オクターブキィというキィを押しますよね。このキィを押すと、どこが開くか分かりますか?
手元にオーボエがあれば、是非押して確認してみてください。
最上部にある、小さな穴が開くはずです。
こんな上部に穴があるということは…リードから息を入れてすぐに、この穴から息が抜けていってしまうというわけです。
音程が下がらないようにするには、ここから息が出てしまってもオーボエのベル(1番下の部分)まで息が届くくらい、圧力をかけてスピードの速い息を入れる必要があります。
オーボエを始めたばかりの方は、この息のスピードを出すことに慣れていなかったり、圧力をかけられるほどの筋力が備わっていないことが多く、音程が下がってしまうのです。
練習方法は、とにかくロングトーンあるのみ!
チューナーで音程を確認しながら、たくさんロングトーンをして息の使い方に慣れてください。
ここがポイント!
高音はギアを1段階上げるつもりで、スピードと圧力のかかった息を入れましょう!
リードは合ったものを使っている?
リードは自分に合ったものを使っていますか?
リードに開きがありすぎると、音程が下がる原因になります。
ただこの場合は、高音だけでなく全体的に音程が下がります。高音のみが下がってしまうリードもありますが、リードが原因の場合は他のリードに取り換えれば直るはずです。
どのリードを使っても下がってしまうという場合は、上記1の理由を疑ってください。
ここがポイント!
リードの開きは適切ですか?
開きがありすぎる場合は、指で優しくつまみ調整しましょう。
楽器の調整の問題は?
楽器の調整が狂っているということはあるでしょうか。
絶対にないとは言えませんが、調整の問題で高音だけが音程が下がることは、ほとんどないと思われます。
逆に音程が異常に高くなってしまう、という場合は、調整の問題を疑ってください。
また、高音だけでなく他の音にも問題がないか、全体的にみて判断しましょう。
高音がキツい対処法と練習法
上述の通り、高音がキツイ場合、多くの場合は息のスピードが足りない、圧力が足りないことが原因です。
これを解消するためには、とにかくロングトーンをたくさん行い、必要な息の使い方と筋力を鍛えることが一番の近道です。
チューナーを使い、常に音程を確認しながら練習しましょう。
また、腹筋を鍛えることも音程をキープすることの一助となります。
音が出せない夜間などを利用して、腹筋を鍛えてみるのも良いでしょう。
- 音程を確認しながらロングトーンをする
- 腹筋を鍛える
まとめ
オーボエは世界一難しい木管楽器と言われています。
しかし、その難しさを上回る魅力がある楽器でもあります。
高音の出し方は難しく、誰もがぶつかる壁です。私自身も、始めたばかりのころはすごく苦労して、たくさん練習しました。
しかし、コツさえつかめばずっと楽に鳴らせるようになります。
何事も最初は大変です。ここを乗り越えて、数々の美しい旋律を自由に奏でてください♪♪
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