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幼少期から音楽を学び音大を卒業した私が就職の道を選んだ3つの理由

音大生の就活
Photo by Charles Parker on Pexels.com
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私の母はピアノの教師で、私自身も物心のつく頃からピアノに触れてきました。

そのおかげもあってか、小学校や中学校でも学年で一番ピアノが弾ける私。合唱コンクールでは毎回伴奏を担当。

中学校で入部した吹奏楽部でも周囲より頭ひとつ出て上手になり、そのまま良い先生に指示して音大へ…

そんな音楽中心の人生を歩んできた私ですが、音大卒業後は一般企業への就職を選びました。今日はその理由を詳しくお伝えします。

今後音大に進みたい方、音大に通っていて卒業後の進路に迷っている方は、是非参考にしてくださいね。

音大に入学したわけ

今思えば、そもそもここに就職を選ぶことになった根本があるように思います。

ひと言でいえば、入学した理由がぼんやりしていたからです。

上述の通り、幼少期から音楽を学び、周りからも上手いと言われ、親の理解もあり…

なんとなく、音楽を仕事に出来たら楽しそうだな。もっと上手くなりたいな。と思っていた。ただそれだけの理由でした。

周りにちやほやされて、天狗になっていた部分もあったと思います。

一般の大学でもそうかと思いますが、大学に入学したときから卒業後のイメージが出来てる人なんてそう多くはないですよね。それが悪いことだとは思わないし、大学で様々な経験をしながらやりたいことを探すのは、ごく当たり前なことだと思います。

ただ、本気で演奏で食べていこうと思うなら、根本的にこんなゆる〜い気持ちではいけなかったと、今だからこそ感じています。

入学後に直面した自身の「平凡さ」

高校生くらいまでは、周囲より楽器が上手でちやほやされ、天狗になっていました。

でも音大へ入ると、周りは自分より上手い人ばかり…。

自分は決して特別ではなく、平凡なんだということに直面し、私は落ち込んでしまいました。

平凡なまま音大生生活を過ごしてしまった私は当然プロのオーケストラに入れるような実力はなく、音楽家になるならフリーランスから始めることになるのは必至です。

プロの楽団に所属するにしろ、フリーランスになるにしろ、音楽で食べていくことができる人は、ここで落ち込むだけでなく、人一倍努力して、誰よりも上手くなる!くらいの気持ちを持てる人なのかもしれません。

お金を稼ぎ自立したかった

私には3つ上の姉がおり、姉も音大を出ているため、両親には大変な金銭的負担をかけていました。

今でこそ姉はフリーランスとして成功していますが、私が大学在学中は駆け出しのフリーランス奏者。アルバイトをしながら演奏活動をしていました。

親を安心させたかったということもあり、きちんとお金を稼いで自立したかったというのも理由のひとつです。

もちろん音楽を続けたい気持ちはありました。

でも、フリーランスの演奏家になると、特に最初はどうしてもアルバイトと掛け持ちする場合がほとんどです。

アルバイトと掛け持ちするなら、新卒という肩書きが使える内に正社員になり、仕事をしながら音楽を続ける道を探した方が良いのでは…?

そんな風に考えたのです。

就職しても音楽を続けられる環境があった

そうして私の中では卒業後フリーランスになる、という選択肢は殆どなくなったのですが、決して音楽をやめるつもりだったわけではありません。

むしろ、お金にしばられずに自由に音楽をする選択をしたと言えます。

幸い私には、就職しても演奏活動ができる環境がありました。

大学時代にアルバイトをしていた、ライブレストランと、地元の繋がりです。

そのライブレストランでは毎日のように演奏が行われていて、お願いをすれば演奏をさせて頂けました。

謝礼は1回で1万円程度で、練習時間や交通費を考えるとアルバイトをした方が良いくらいですが、副業としてやるのであれば十分でした。

その他にも地元のイベント等で演奏させて頂いたり、中学時代の先生の部活で楽器指導をさせて頂いたりなど…

そういった環境のおかげで、卒業から10年近く経とうとしている今でも音楽活動を続けられています。

良い選択をしたと自信を持って言える

私は、就職という道を選んで良かったと心から思っています。

楽器の練習時間は減りましたが、安定したお給料をもらって心が安定していますし、自分次第で音楽活動をすることもできます。

それに、一般企業に就職したからと言って、音大で学んだことが無駄だったとは思いません。

音楽を続けてきたから身についたことは、必ず人生にプラスになっています。

また、音大を出たからこそ、ライフワークとして音楽を続けることもできます。

就職したとしても、音楽を続けるかどうかは自分次第…ですよね。

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