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オーボエのリードを選ぶコツ 失敗しないリードの選び方とは?

オーボエ吹きお役立ち
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オーボエのリードをお店で試奏して買ったのに、家に帰って吹いてみたら全然違う!

すぐぺちゃんこになった!なんで?!という経験、ありませんか?

せっかく高額なリードを買ったのに、こうなってしまってはがっくり…ですよね。

実はお店に置いてあるリードは、全てが新しいものとは限らないのです。

この記事では、良いリードを見極めるための選び方をご紹介します!

見た目を確認

まずは見た目で明らかにダメなものを外しましょう。

  • 先端が欠けている
  • 割れている

こういったものは、音が鳴らなかったり、発音が悪かったりします。

ただし、ここで排除するのは「明らかにダメなリード」のみにしてください。

開き具合などは水に浸すと変化する可能性がありますので、ここではまだ残しましょう。

リードを水に「くぐらせる」

リードを濡らす時間については様々な意見があり、中には「10分程度浸ける」と書いてあるものもありますが、こちらはあまりお勧めしません。

なぜなら、浸しすぎるとリード本来の響きが出なくなるばかりか、リードの成分が溶け出し寿命を縮める原因になるからです。

私がいつもお勧めしているのは、リードを水にぽちゃんとつけたらすぐに取り出し、テーブル等の上に置き放置するやり方です。

このようにすれば浸しすぎる心配はなく、リードに付着した水分が徐々に染み込み、5分程度待てば吹けるようになります。

5分くらい放置する

なるべくたくさんのリードを水にくぐらせておきましょう。

乾いた状態で開きがなさすぎたり、ありすぎたりするものでも、水に浸せば変わる可能性があります。

明らかにダメなものを除いて、全てのリードを水にくぐらせましょう。 

リードだけで音を出す

リードが十分に水を含んだら、まずリードだけで音を出します。

チェックするポイントは、

  • 力まずに吹いて「B〜C」くらいの音が出るか
  • 「A」「B」「C」を出せるか
  • 「クロー」が鳴るか

この3つです。

音程はチューナーを使って確認しても良いでしょう。

「クロー」とは、リードを深く、根本まで咥えて息を吹き込むことで鳴る、「ギャー!!」「ビャー!!」という音のことです。

クローがよく鳴るリードは2枚のバランスがよく振動していることになります。

「ピー」という高い音だけしか鳴らないリードは、うまく振動していないかもしれません。

湿らせたリードを全て吹き終わったら、いよいよ楽器に付けて吹きます。

Photo by Pixabay on Pexels.com

楽器をつけて吹いてみる

第2オクターヴキィをつかう「A〜C」や、一番下の「B」まで、満遍なく音を出してみましょう。

鳴らしにくい音はありませんか?

また、真ん中の「C」の音がぶら下がっていませんか?

真ん中の「C」がぶら下がっているリードは、側面を削りすぎています。後から修正も効かないので、必ずチェックしてください。

一通り吹きながら、「良いリード」「いまいちなリード」に分けましょう。

5分以上経ってもう一度吹いてみる

ここが一番大事なポイントです。

一度吹いて決めるのではなく、最低もう一度は吹いて再度確認しましょう。

なぜなら、リードは一度吹いて少し経ってから本来の張り具合が表れるからです。

お店に並んでいるリードは全てが新鮮なものとは限りません。たくさんの人に試奏され、既に張りが失われかけていることもあります。

第一印象だけで選ぶと、そんなリードを買ってしまい、すぐにぺちゃんこになってしまうかもしれません。

先ほど分けた「良いリード」「いまいちなリード」全てもう一度吹き、改めて良いリードを選びましょう。

できればもう一度吹いてみる!

良いリードを大体選び終えましたか?

レジへ持って行く前に、もう一度確認しましょう!

  • 音程はどうですか?
  • 息はスムーズに流れますか?
  • 出しにくい音はないですか?
  • 好みの音色ですか?
  • きちんとタンギングできますか?

これだけ確認できれば安心です。

明日から新しいリードで気持ちよく練習しましょう♪

まとめ

私自身、中学生でオーボエを始めてから、自分でハズレなくリードを選べるようになるまで3年くらいかかりました(汗)

オーボエを吹く人にとってリードは永遠の課題とも言えますが、出来るだけ私と同じ失敗をして欲しくないという想いでこの記事を書きました。

少しでも参考になれば幸いです。

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