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音大はやめとけ – そう言われる5つの理由

音大生ライフ
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「音大はやめとけ」「音大に行ってどうするの?」

これから音大を目指したいというときに、そんなことを言われると不安になりますよね。

音大に行きたいけど、将来が心配…

私は音大を卒業して会社員として企業に就職しました。今は、「音大に行って良かった!」と思っています。

この記事では、音大はやめとけと言われる理由と、それでも音大へ行く人の心構えを解説します。

音大はやめとけー5つの理由

音大はやめとけと言われる理由は、こちらの5つが挙げられます。

  • お金がかかる
  • とにかく忙しい
  • 常にライバルと闘うストレス
  • 自分に自信が持てなくなる
  • 就職活動に苦労する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

音大生が自立するためのヒント

お金がかかる

音大の学費は、他と比べて総じて高額です。

年間の学費だけでも、200万程度必要になってきます。

さらに、ドレス等の衣装、リード等の消耗品、楽器のメンテナンス費用、コンサート代、コンクール参加費、試験の度に伴奏ピアニストへ払う謝礼…

学費以外にもかかる費用もたくさんあります。

奨学金を借りる、という方法もありますが、卒業後に返済が必要です。

奨学金の返済が大きな負担になる場合もありますので、慎重な検討が必要です。

よほど優秀であれば、学費が免除になる特待生制度がある大学もあります。

常に良い成績を修め続ける必要がありますので、ハードルは高いと言えます。

とにかく忙しい

音大生はとにかく忙しいです!!

通常の授業の他に実技レッスン、アンサンブル、吹奏楽、オーケストラ等、拘束時間が長い上に事前の練習が必要な授業が多くあります。

特に必修の多い1・2年生のうちは、アルバイトをする時間はとれないかもしれません。

音大生の忙しさ、1日のスケジュールについてはこちらの記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

常にライバルと闘うストレス

当然ですが、周りの学生も皆ハイレベルです。

今までは、周囲の人より上手くてちやほやされてきたかもしれませんが、

音大に入ったら皆上手くて、落ち込む…ということはよくあることです(私がそうでした笑)

そのライバルたちと、常に競い合うことになります。

サボった分だけ置いて行かれる…そんな感覚になることも。

これは相当なストレスです。

競争社会が苦手な方には向いていないかもしれません。

自分に自信が持てなくなる

大学生にまでなったら、普通は学校で叱られることなんて滅多にないですよね。

でも、音大生には日常茶飯事です。

レッスンの先生に叱られる、指揮者の先生に叱られる…

周りの上手さも相まって、自信喪失してしまうかもしれません。

かく言う筆者も、大学1年生のときに、先生に名指しで相当叱られたことをきっかけに、大変な五月病になりました、、、

そのときは、本気で大学を辞めたくなったものです。

なんとか辞めずに済み、その分メンタルは鍛えられました。

就活のエピソードとして利用もしました(笑)

恥ずかしい話ですが、今まで「自分は上手い」と思って生きてきた分、酷く落ち込みました。

それでも向かっていけるほどの力を持った人が、プロになっていくのだと思いました。

就職活動に苦労する

音大生は就職が難しい…そんな話、聞いたことありませんか?

私は「音大生だから」不利ということはないと思っています。

ただ、一般の大学と比べると、環境的に不利ということはあります。

こちらも別の記事で詳しく書いていますので、ご参考下さい。

それでも音大へ行って良かったと思う理由

音大在学中は確かに大変なことも多くありました。

音大へ行った私でさえも、中途半端な気持ちで「音大へ行きたい」という人には、「音大はやめとけ」と言いたくなることもあります。

それでも、音大へ行って良かったと思うのは、今でも音楽を続けているからです。

私は現在、会社員として働く傍ら、演奏活動や楽器指導の仕事もしています。

音大へ行っていなかったら、趣味で続けることはできても、演奏や指導でお金をもらうことはかないません。

専門的に学んだからこそ、楽器に触れられない期間があっても、また再開することができます。

また、一緒に音楽ができる仲間に出会えたのも、音大へ行って良かった点です。

会社員として働き、たまにある演奏会が息抜きになり、ものすごく楽しい!!と思えます。

そのときに、音大へ行って良かった、と心から思うのです。

音大へ行って良かったところ
  • 生涯にわたって音楽を続けられる
  • 一緒に演奏できる仲間に出会える

まとめ 音大へ行って何をしたいのかを明確に

音大へ行って何をしたいのか、将来どうなりたいのか、イメージがありますか?

「演奏家になりたい」という思いがあったとして、それはどれほどの強い気持ちでしょうか。

演奏家になる、ただそれだけなら、難しくはありません。

ただ、「演奏で稼ごう」と思うと、なかなか狭き門です。

その狭き門を切り拓くだけの努力ができるか、

また、演奏だけで稼げなかったときに、アルバイトなど他の仕事をしながらでも続けるつもりがあるのか、がカギになります。

最初から就職するつもりなのであれば、音大はやめた方がいい…私はそうお伝えしたいです。

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