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【経験談】就職は不利?音大卒で就活して大変だったこと

音大生の就活
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音大卒は就職に不利って本当?

考え方によっては「不利」とも言えます。

その理由をご説明します!

音大は就職に不利…なんてことよく聞きませんか?

音大に通っている方も、これから音大に進みたいと思っている方も、そんな噂を耳にすると不安になりますよね。

結論から言うと、私の経験上音大だからという理由で落とされることはないと思って良いと思います。

大学名で足切りをするような会社もあると聞きますが、それは「音大だから」とはまた別の理由ですよね。

それに、「音大だから」なんて理由で落とすような企業に入っても、働きやすいとは思えません。そこは逆に入らなくて良かったと思ってください。

ただ、環境面ではある意味、音大生の就活は不利と言えます。

この記事では、音大を出て新卒で一般企業に就職した私が、音楽大学在学中の就活で何が大変だったか、経験をもとにお伝えします。

この記事を書いたひと

moneko

某私立音大管楽器専攻卒業。

音楽系出版社勤務。同時に演奏活動、後進の指導を行う。

ブログ運営に力を注ぐ2児の母。


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音大生が就活に不利な理由5つ

音大生が就活に不利と言われるのには、以下のような理由が挙げられます。

  • 周囲との温度差
  • 「音楽を諦めた」と思われ、学校の居心地が悪くなる
  • 4年生になっても抜けられない授業が多く、時間の融通がききにくい
  • 大学のサポート量の違い
  • 頼れる先輩が少ない

それぞれ詳しく解説していきます。

周囲との温度差

就活をする音大生はおよそ3割です。一般の大学と比べれば、かなり少ない数字ですよね。

更に、学部によってはもっと低い割合になります。

教育学部の人は教員を目指す人が多いわけですから、当然就職の割合が高くなるでしょう。

演奏学科に在籍している学生で就活をするのは、1〜2割になるかと思います。

周囲が就活モードでない中で就活をするのは、なかなかきついものです。

気軽に情報交換ができたり、様子を伺える友だちがいない。孤独の中私はほとんど1人で就活をしてたと思います。

「音楽を諦めた」と思われ、学校の居心地が悪くなる

「就活をする」と言うと、師事している先生や友だち、後輩からの目が変わったように感じました。

先生のレッスンは明らかに以前より甘くなり、私を育てようという気持ちがなくなったようでした。

友だちから演奏に誘われることは減り、後輩から楽器のことを質問されることも減り…

もう「音楽で上を目指すことをやめた人」として扱われている。そう感じる場面が多々ありました。

それは就活の邪魔にならないようにという周囲の思いやりでもあると思います。

ただ、大学にいる必要性がなくなったようで、居心地が悪くなっていったのも事実です。

4年生になっても抜けられない授業が多く、時間の融通がききにくい

学科にもよりますが、私は管楽器専攻だったため、4年生になってもオーケストラや吹奏楽など、抜けられない(抜けにくい)授業がいくつかありました。

もちろん絶対に抜けられないわけではないのですが、抜けるためにはトラ(代わりに出てもらうエキストラ)を立てる必要があり、同期や後輩に迷惑がかかります。

それによって行きたい説明会に行けなかったり、面接の日程によってやむなくトラを立てることがストレスになったりと、就活の妨げになってしまうこともありました。

就活をするつもりなら、そういった授業はなるべく履修しないようにすると良いでしょう。(音大にいる楽しさがなくなる恐れはありますが…)

大学のサポート量の違い

音大でも面接対策やマナー講座など、行っている大学もあります。

それでもやはり、一般大学に比べると、学内で行われる説明会や、支援プログラムの数、集まる求人数など、あらゆる面でサポートが少ないことは否めません。

音大で就活をするなら、それを自力でカバーするつもりで情報収集や勉強を頑張りましょう。

頼れる先輩が少ない

当然就職をした先輩も少ないため、OB・OG訪問をしたり、エントリーシートを添削してもらえるような先輩もいないかもしれません。

入りたい企業に卒業生がいる…なんて本当に稀。

大学のHPなどに書いてある就職実績企業だって、いつの卒業生の話か分かりません。

長い歴史の中で、過去に1人いただけかも…

頼れるのは、大学のキャリアセンターの職員さんです。

職員さん自身が卒業生で、就活経験のある身近な先輩という場合も多いと思います。

友だちや知っている先輩に頼れない分、孤独になりがちです。頼れる人はどんどん頼りましょう!

おわりに

音大生だからという理由で落とすような会社には入らない方がいい。

私が就活生だったときに、キャリアセンターの職員さんに言われた言葉です。

当時、すごくこの言葉に救われました。

音大生であることに自信を持ち、肩書きではなく自分自身を見てくれる会社と出会ってくださいね!

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