子どもに絶対音感を身に付けさせたい!
どうやって訓練したらいいの?才能がある人にしかできない?
絶対音感は訓練次第で誰でも身に付けることが可能です!
自分の子どもに絶対音感を身に付けさせたい!
子どもが産まれたら、そう思う方も多いのではないでしょうか。
かくいう私も、自分が絶対音感を持っており、子どもにも身に付けさせたいと思っています。
この記事では、私が実際に絶対音感を身に付けた経験をもとに、子どもに絶対音感を身に付けさせるためのトレーニング方法をご紹介します。
絶対音感とは
絶対音感とは、音を聞けば即座に何の音か認識できる能力のことです。
基準の音程をもとに音の高低の差から音程を把握する「相対音感」とは違い、基準音がなくとも音名を言い当てることができます。
また、「ドレミ」の音以外にも日常の音、例えば玄関のチャイムや、コップを叩いた音なども、「ドレミ」の音名に当てはめる(又は、何の音に近いか言い当てる)ことができます。
絶対音感を身に付けると何が良い?
プロの音楽家でも、絶対音感を持っていない人は多くいます。絶対音感は、音楽家になるための必須スキルというわけではありません。
では、絶対音感を身に付けると何が良いのでしょうか。
メリット①脳の発達に良い
絶対音感を身につけた子どものIQは、そうでない子に比べ10ポイント以上高いというデータがあるほか、
以下のような研究結果も発表されています。
ドイツのハインリッヒ・ハイネ大学デュッセルドルフ校神経学科のゴットフリート・シュラウク博士らの研究グループの発表(アメリカの科学誌『サイエンス』1995年2月3日付)では、職業音楽家と音楽を学んだことのない素人を対象にMRIで左右の脳の状態を比較してみたところ、音楽家の中でも絶対音感を持たない19名の脳は、素人の人たちとほとんど変わらなかったのに対して、絶対音感を持つ11名は、左脳の側頭平面(言語の理解や数学的能力に深く関係していると考えられている箇所)と呼ばれる箇所が、右脳の側頭平面に比べ、2倍近い大きさに発達していることがわかりました。
一般社団法人日本こども音楽教育協会HPより
メリット②楽器の上達が早い
楽器を習っているのであれば、聴覚が発達すると、先生の音を聴き模倣することができたり、話の内容を理解する力が養われます。
また、管楽器や弦楽器など自分で音程の調整が必要な楽器の場合は、音程感覚が身についていることは上達に大きく役立つでしょう。
メリット③楽譜がなくても演奏ができる
絶対音感の持ち主は聞いただけで楽譜の再現ができるため、楽譜が手元にない曲でも演奏することができます。
楽器が演奏できれば、とても楽しいですし、ちょっとした自慢ができちゃいます(笑)
絶対音感のトレーニングに適した時期
生まれつき絶対音感を持っているのは20万人に1人と言われていますが、訓練次第で誰でも身に付けることができます。
大人でも身に付けることは不可能ではありませんが、最も適した時期は聴覚が著しく発達する2歳〜6歳と言われています。
早ければ1年程度で身に付けることができますが、大切なのは継続すること。音楽から離れてしまうと、せっかく身に付けた絶対音感を失ってしまいます。
とはいえ、そんなに難しく考えなくても大丈夫!
世の中には音楽が溢れていますので、音楽を好きになればそうそう忘れることはないでしょう。
絶対音感の身に付け方
訓練といっても、相手は小さな子ども。簡単に・楽しく継続できなければ意味がありません。
たくさん音を聴かせる
とにかくたくさん音楽を聴かせてあげましょう。
私自身が絶対音感を身に付けられたのは、母がピアノの教師をしており、家で四六時中ピアノの音がしていたからです。
もちろん、そんな状況は稀。でも、音楽を流しているだけでOKです!
クラシックだけでなく、童謡やアニメソングなど、お子さんやお母さん、お父さんの好きな曲で大丈夫。
たくさんの音に触れて、インプットしましょう。
レコチョクなら、「おかあさんといっしょ」やアニメ曲など、日本の曲の品揃えが豊富です!
子どもが好きな曲もきっと見つかります。試聴は無料で可能!是非好きな曲を探してみてください。
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用意するもの 〜オススメおもちゃ
インプットすると同時に、アウトプットすることが大切です。
特に小さいうちはおもちゃで十分なので、ピアノやキーボードを用意しましょう。
しかし、残念ながらおもちゃの中にも音程が正しくないものが多くあります(我が家にあるおもちゃの中にも酷い音程のものや、「ドレミ」と書いてあっても出る音が「ラシド」だったり…)。
絶対音感を持つ私が、音がキレイで、音程が正しいピアノのおもちゃを厳選しました。是非ご参考ください。
楽器メーカーのヤマハが発売しているピアノ絵本です。
ヤマハだけあって、音も音程もバッチリ!
鍵盤にはドレミのシールもついているほか、全30曲が収録されており、再生すると鍵盤が光ります。
楽譜も付属しているので、大きくなったら楽譜を読む練習もできちゃいます!
長く使えるオススメのピアノのおもちゃです。
5〜6歳になり、おもちゃでは物足りなくなれば、キーボードへステップアップしましょう。
ランキングの続きを見るキーボードであれば、鍵盤も弾きやすく、より演奏する楽しみを感じることができます。
楽しく続けられる環境を作ろう
相手は子ども。楽しくなければ続けることはできません。
大切なのは遊び感覚で、自然に生活の中に音楽を取り入れること。
好きな音楽を流し、楽器に触れられる環境を作ってあげましょう。
前述の通り、一度身につけた絶対音感も、長い間音楽から離れてしまうと忘れてしまう可能性があります。
子ども自身が音楽を好きになれるようにしてあげましょう。
ピアノ教室に通うのも良い
リトミック教室やピアノ教室など、音楽の習い事を始めるのも良いでしょう。
教室に通えば、音楽の素養が身に付くほか、定期的に音楽に触れることになるので、親の負担を減らすことができます。
私も3歳からピアノを習っていました。
EYES音楽教室は、0~5歳の教室があり、入会すると楽器がもらえる唯一無二の特典がある教室です!
全国の駅近に教室があり、通いやすのも魅力。
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一人一人の習得状況を把握し、適切な指導で絶対音感習得へ導きます。
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私が絶対音感を持っている理由
私は母がピアノ教師をしており、物心ついたころからピアノに触れてきました。
母と、別の先生からもピアノを習いましたが、特に絶対音感の教育を受けたわけではありません。
この記事で「環境が大事」とお伝えしてきたのは、それが理由です。
幼少からピアノを学び、中学校・高校で吹奏楽部に入部し、音楽大学へ進学しました。
幸運にも現在まで音楽関係の仕事を続けているので、絶対音感はかなり役に立っています。
ずっと学校の成績が良かったのも、もしかしたら幼少から耳を鍛えていた影響があるかもしれません。
私も自分の子どもに絶対音感を身に付けてほしくて、ここに書いたことを日々実践しています。
この記事を読んでいる皆様に、少しでもお役に立てば幸いです。
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